神明きっちん「おこめぶらん」は
米糠の持つ心/からだを整える力を最大限に生かし、
健康的な毎日をサポートします。
私たちは、整った毎日を送ることが、
豊かな人生につながると信じています。
私たちの使命は、忙しい日々の暮らしにおいても
健康に気を使いたいというすべての人に対して、
その人の先にある未来を、日々を、
地道に守るお手伝いをすることです。
そして、環境にも、人にも優しい自然に近い形で、
毎日に取り入れられる商品を提供することで、
毎日を整えることを支えます。
0.6 RICE BRAN OIL 開発ストーリー
米は太るもの?
お米の消費量はこの50年で半分になりました。※1
高齢化による少食化なども要因になりますが、何よりも糖質制限ブームによる「米は太るもの」というレッテルを貼られたことがこれまでもこれからも大きな要因になると考えられます。
これは我々米業界の怠慢のせいでもあり、今後、日本の稲作文化を維持するためには全力でイメージ改善を行わなければなりません。
玄米は体にいい
毎日お米のイメージ改善方法について考えながら過ごしていたある日、上野のSABAR+でランチを食べているときに面白い光景を目にしました。SABAR+のごはんは金のいぶき玄米と白米のブレンドで定食注文者は食べ放題となっているのですが、普段は糖質を気にしているような若い女性も含め、お客さん全員がおかわりを頼んでいました。
そのことについて社内で話したところ、女性社員の多くが玄米は体にいいと認識しており、玄米ならいくら食べても問題ないという考えを持っていました。白米は食べる量を減らしていると公言している女性さえもです。ただ、玄米は炊飯に時間がかかり、食感もかたくて食べにくいという問題があるため、普段食べることは無いとのことでした。
「玄米は体にいい」この言葉に状況を改善する鍵がある。数々のリサーチを経てそう感じました。
玄米がなぜ体にいいのか、調べた結果、その答えは糠層にありました。
米糠は古来より健康効果、特に美白、美肌への影響が知られており、「ぬか漬けを作る人の手は綺麗」などと言われております。
0.6RICE BRAN OIL誕生
どうにかして玄米の成分を手軽に取れないかと考えるうちにたどり着いたのが米油でした。
米油の情報を集めるために宮城から沖縄まで飛び回り、山形で圧搾の米油を作られているメーカーに辿り着きました。そこから1年間お願いし続け、ついにお米屋さんでオイルを作ることに共感していただきました。
ただ、普通の米油を作っただけでは米のイメージは改善できない、そのため、お米屋ならではの特徴として、精米直後にできた劣化の進んでいない米糠のみを原料とすることを考えました。
米糠は非常に劣化が早く、時間がたつにつれて品質が悪くなるため扱いにくいという問題がありましたが、精米直後の糠を使用することで原料の持ち味を最大限に活かした米油の開発に成功しました。さらに、一般的な製法である薬剤抽出ではなく、物理的な力のみで絞り出す圧搾製法で作ることにより、γ-オリザノールなどの米油のもつ栄養成分を損なわせることもなくなりました。
その代わりに1kgの玄米から6g、わずか0.6%しかとれない非常に貴重なオイルとなりました。
ブランド名の<0.6RICE BRAN OIL>はここから名づけいています。
強力な協力者を得て表参道へ
奇跡の米油を広めるにはどうすればいいか?悩んでいた私たちに強力な協力者が現れました。
2015年に紫綬褒章を受章された東北大学の宮澤教授が私たちの取り組みに共感してくださり、米油の紹介をしてくださりました。
強力な後押しを手に入れた勢いで、表参道に米油専門店を作ることを決断しました。
なぜ表参道なのか?それは表参道が日本で一番お米のイメージから遠い街だからです。
糖質というイメージが強いお米由来の商品がこの街で受け入れられたのならば、日本どこでも勝負ができるようになる。そういった考えのもと、表参道への出店を行いました。
飲める米糠 開発ストーリー
米ぬかについてご存知ですか?
昔から米ぬかは体にいいということは知られていましたので、米ぬかが栄養素のかたまりということをご存知の方は多いと思います。しかし、米ぬかをつかった食品というのは全くと言っていいほど世間に出回っておりません。せいぜい糠漬けぐらいでしょう。
生糠と脱脂糠
米ぬかは大きく分けて2種類あります。生糠と油を搾った後に残る脱脂糠です。これらは主に肥料などに使われていますがなぜ米ぬかが食品原料として使われていないのでしょうか。それには生糠と脱脂糠それぞれで以下のような理由があります。
生糠: |
酸化劣化が非常に早く、3~4日たつと臭いやえぐみがきつくなり、原料として使えなくなってしまう。 |
脱脂糠: |
こめ油を搾る際に溶剤としてヘキサンという薬剤を使用して油を溶けださせている。ヘキサンは製造工程途中で高温で加熱してこめ油中から取り除いているが、脱脂糠にはいくらか残ってしまい、食用として適さなくなる。 |
ここで、私たちの作るこめ油を思い出してほしいのですが、0.6RICE BRAN OILの米油は(ⅰ)精米直後にできた新鮮な米糠を(ⅱ)すぐに薬剤を使用しない圧搾製法で作っています。
米ぬかの食品原料としての使用を邪魔する理由を2つともクリアしていることに気づき、すぐに食品として活用できないか研究を始めました。
飲める米糠、誕生
米ぬかの食品化を進めるうえで一番の問題点は米ぬかが水に溶けないという点でした。水に溶けないと使用用途が大幅に狭まってしまうため、この点をクリアしないことには食品化の目途が立ちません。
何とかして水に溶かそうと粉砕などを行いましたが、なかなか望むようなものは作れませんでした。そんな時に新潟のあるメーカーが加水分解加工を行っていると聞き、米糠の加水分解の開発に入りました。
結果、出来上がったのが飲める米糠です。
これまでテストしてきたものの何倍も水に溶けやすく、さらにそのまま食べても口どけが良く柔らかい甘みが広がるなど素晴らしい仕上がりで、すぐに商品化を決定しました。